新世代マシンの導入がさらに1年延期との報道を、F1上層部が否定

F1 Sports Car

 F1がテクニカルレギュレーションの大規模変更をさらに1年延期することを検討しているとの報道を、F1経営陣が強く否定した。

 当初、新規則は2021年シーズンに導入される予定だったが、2020年にコロナウイルス感染症の流行により混乱が生じた結果、1年遅らせることで合意がなされた。

 しかし2021年のF1もパンデミックの影響を強く受けるものと予想される。すでにカレンダー序盤に予定されていたオーストラリアGPと中国GPの延期が決まっている。

 このような状況から、新技術規則の導入が2023年に延期されるという憶測が持ち上がった。

新世代マシンの導入がさらに1年延期との報道を、F1上層部が否定
2021年規則(後に延期)発表の際に公開された新F1のモデルカー

イタリアの『Gazzetta dello Sport』は、1月13日、F1上層部がさらなる延期について検討していると報じた。しかしF1側はこの報道を打ち消した。

「2022年のレギュレーションが延期されるという示唆はすべて誤りであり、これについて議論は行われていない」とF1経営陣は『Crash.net』など複数のメディアに対してコメントした。

「新しいレギュレーションは、コース上での競争を改善し、接戦のレースをファンに提供するために策定されている」

「これが新しい財政規制と組み合わされることで、F1は改善され、スポーツ全体にとってより健全で強力なビジネスモデルが生まれるだろう」

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウンは以前、新ルールの導入をさらに遅らせるという案について否定的発言をしていた。

「いくつかのチームが、(新レギュレーション導入を)さらに1年遅らせたいという意向を強く示した」とブラウンは2020年にコメントしている。

「我々がこれらの新レギュレーションでもたらそうとしている取り組みは、複雑さという点においてこのスポーツを経済的により確実に成り立たせるためのものだ」

「今のマシンは非常に複雑なので、予算をかければかけるほど速くなる。我々はその傾向を緩やかにし、競争力を高めるために重要なのは資金だけではないという状況を作る必要がある」

 コロナウイルスの影響はF1各チームに大きな財政的影響を与えているが、F1は、新世代マシンの導入を2022年に遅らせ、新たな支出上限を設けて、チームが財政破綻に陥ることを防ごうとしている。

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