空飛ぶクルマ搭載を目指すハルバッハモーター開発のマグネイチャーにロボットものづくりファンドが出資

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フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)は11月6日、同社運営の「ロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合」(ロボットものづくりファンド)より、ハルバッハモーターを開発するマグネイチャーに出資を行ったと発表した。

マグネイチャーは、工学院大学の森下明平教授と横山修一名誉教授らがハルバッハモーターの実用化および事業化を目指して、2019年3月に設立したスタートアップ企業。

ハルバッハモーターとは、永久磁石をハルバッハ配列に基づき配置することで、磁界が最大化され、高効率でのモーター回転を可能とする技術。また鉄心が不要となり、モーター自体の小型軽量化も可能となるという。空飛ぶクルマ搭載を目指すハルバッハモーター開発のマグネイチャーにロボットものづくりファンドが出資

これらの特徴を生かして、今後急成長が期待される「電気自動車」(EV)や、「空飛ぶクルマ」への応用を目指しており、中長期のターゲットとして風力や小水力などの発電事業への応用も視野に入れているそうだ。同社では、ハルバッハモーター実用化の障壁となっていた、製造工程の自動化に道筋をつけており、2022年度には年間5000台のモーター量産の体制構築に向けて動き出す予定。

ロボットものづくりファンドは、ものづくり系スタートアップへの支援と大企業のオープンイノベーションの支援を目的として2019年12月に設立されたテーマファンド。主な出資対象は、シード~アーリーステージのものづくり系スタートアップ。今回のマグネイチャーへの出資により、ロボットものづくりファンドからの出資は5社となる。

同ファンドでは、最大出資者である菊池製作所を中心として、様々な事業会社・金融機関と共に、出資者全体で日本の新たなものづくりを支援。菊池製作所においては、同社の強みである事業化から試作開発、量産開発まで一気通貫でハンズオン支援を実施している。

FVCは、京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」と事業会社のオープンイノベーションを促進するための「CVCファンド」に取り組んでいる。また、資金を投入するだけでなく、長期的な事業継続に向け、事業育成、人材育成、事業コンサルティングなどの支援も実施。

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カテゴリー: ハードウェア
タグ: マグネイチャー、資金調達(用語)、日本

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