非デスクワーカー向けコミュニケーションツールのOurPeopleが約2億円調達

It News

非デスクワーカー向けコミュニケーションツールのOurPeopleが約2億円調達

英国のスタートアップで、非デスクワーカーのコミュニケーションとエンゲージメントを図るプラットフォーム構築のOurPeopleが、シリーズAで200万ドル(約2億1500万円)を調達した。

このラウンドを主導したのは、デジタルメディアやeコマース、ヘルスケアに特化した投資会社のAlpine Meridianと、アントレプレナーのRobert Neveu(ロバート・ナヴォー)氏で、ナヴォー氏はマネージングパートナーとしてOurPeopleに加わる。OurPeopleのこれまでの調達金額は300万ドル(約3億2000万円)になった。

英国ブリストルを拠点とするOurPeopleは、2016年にRoss McCaw(ロス・マコウ)氏が創業した。企業が従業員とデジタルでコミュニケーションをとり、チームのつながりを維持するためのセキュアなモバイルプラットフォームを提供する。同社は主に、フィットネスやレジャーなどデスクワーカーでない従業員が多い業界にサービスを提供している。現在のクライアントには、慈善事業団体のWest Ham United Foundation、Virginグループのフィットネス企業のVirgin Active UK、テーマパークのPaulton’s Park、レジャー業のSerco Leisureなどがある。

パートタイムのライフセイバーで水泳の指導者だったマコウ氏は、以前に水泳のレッスンを改善するCourseProを創業し、英国やその他の国で運営していた。CourseProには、Jonas Softwareに完全に買収された2014年までに100万人以上のスイマーが登録していた。CourseProの成功に続き、同氏は新しいビジネスチャンスを見つけてOurPeopleを創業した。

マコウ氏は「私は従業員とのコミュニケーションに困っている企業をじかに見てきた。特にリモートでデスクを持たず、たいていは会社のメールも利用していない、しかも顧客と最も近いところで接するチームメンバーとのコミュニケーションに苦戦していた」と語る。

特に目立つ問題は、多くのトレーナーが自社のニュースや発表に関心を持っていないことだった。「これは企業にとってもトレーナーにとっても良くないことだ。多くの業種を見て、これは多くの非デスクワーカーを抱えるさまざまな業界に広がっている問題だとわかった」。

マコウ氏はOurPeopleのソリューションを、必要とする人に対して必要なタイミングで情報を届けられる「高機能でありながら使いやすい」メッセージングサービスと説明する。同氏は、ターゲットを絞ったモバイルファーストのコミュニケーションプラットフォームであることが、競合との差別化だと考えている。

「我々の競合は一般に、職場向けソーシャルネットワークか、コンシューマースタイルの職場向けチャットグループの2つのカテゴリーのどちらかだ。我々は、どちらもノイズや無駄話が多くなりすぎると考えている。ターゲットに合うものではない」とマコウ氏は語る。

「従業員は自分に関連のあるコンテンツをすばやく読みたい。一方、企業側は連絡事項がちゃんと読まれ理解されたことを確認したい。これをかなえるために我々のソリューションには『タグ付け』のシステムがあり、本当に見る必要がある人にだけメッセージが届く」。

さらに同氏は「本当に重要な情報がよくあるノイズに紛れてしまう」ような職場向けソーシャルネットワークを作ろうとしているのではないことが、他社との違いであると述べた。

「OurPeopleは、重要で関連性のある情報を適切なタイミングで連絡を取りづらい従業員に知らせ、顧客と接する業務に問題を起こさないようにするためのソリューションだ。我々は社内のコミュニケーション、特にリモートや非デスクワーカーとのコミュニケーションの効果と効率を上げる」。

関連記事:Slackが企業間共有チャンネル作成機能「Connect」を発表、管理が面倒なゲストアカウント不要に

カテゴリー:ネットサービス

タグ:OurPeople チャットツール 資金調達

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

関連記事

関連コンテンツ

最新ニュース20件